極限環境に耐える基板
Waterbearは、宇宙ステーションの補給機や人工衛星などの基板実装を多数
手がける相模通信工業による耐極限環境基板ブランドです。
極限環境に耐える基板
Waterbearは、宇宙ステーションの補給機や人工衛星などの基板実装を多数
手がける相模通信工業による耐極限環境基板ブランドです。
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Waterbear SPACEは、部品選定から実装まで宇宙環境に準じた工程で行われている超小型衛星用の基板です。高信頼性部品で回路を構成し、JAXA規格に準じた基板設計・実装を施しました。超小型衛星用の環境試験によって耐久性能も確認しています。
超小型衛星(50cm四方)の開発において、ハードウェアベンチャーや小規模な開発チームなど限られたリソースでは充分な検証ができないこともあり、耐宇宙環境性能に特化した信頼性の高い基板が必要になります。基板はArduino互換なので、開発環境をより柔軟かつスピーディーに構築できます。
耐宇宙環境用基板の「Space」では、現在検討中の超小型衛星用の認証規格に沿った形で検証しています。
Waterbearの基板は衛星用の基板を多数手がける相模通信株式会社により、クラス10,000のクリーンルーム内にて実装・組立されます。
Waterbearの基板はArduino互換ですので、耐環境性能を維持しつつスピーディーでフレキシブルな開発環境を準備できます。
Arduino UNOの全ての機能を継承
Arduino UNO/Duemilanoveと同じピン配置、ネジ穴、寸法
クラス10,000のクリーンルームにて基板実装・組立
Input Voltage | 7-16V |
Connectivity | UART(via USB or direct), SPI, I2C |
Conponents | SMD |
Digital I/O | 最大20(内 6 つがPWM 出力可能) |
Flash Memory | 32 KB(内0.5 KBはブートローダーに使用) |
SRAM | 2KB |
EEPROM | 1KB |
Clock Speed | 16MHz |
Dimentions | W68.6×H53.4×D9(mm) |
※仕様は2015年1月14日時点のものです。 |
Waterbearは、宇宙環境だけではなく、深海や熱帯地から寒冷地などあらゆる過酷に対応した高信頼性の基板を開発していきます。また、専用ハウジングなどの周辺機器でカスタマイズが可能。開発者は極限環境に対応したハードウェアの開発環境を簡単に揃える事ができ、環境性能に関わる検証コストを大幅に削減できます。
耐振動, 耐衝撃, 耐熱, 耐放射線
耐風塵, 耐熱, 耐候
耐水, 耐水圧, 耐錆
“Waterbear”のネーミングは、クマムシの英名に由来しています。 熱帯から極地方、深海底から高山、温泉の中まで、クマムシがあらゆる 環境に生息するように、極限環境耐性と信頼性のある基板を実現します。
Waterbearは相模通信工業株式会社の登録商標です。
クマムシの特徴/体長は50マイクロメートルから1.7ミリメートル。乾燥 : 通常は体重の85%を しめる水分を3%以下まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。温度 : 151℃の高温から、ほぼ 絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。放射線 : 高線量の紫外線、X線、ガンマ線等の放射線に耐える。X線の半致死線量は57万レントゲン(ヒトの致死線量は500レントゲン)
参考文献 「緩歩動物」 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より